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英語で仕事をした事がない方が、英語でビジネスをしなければならないとなったら誰でも最初は不安ですよね。
でも初心者でもいくつかのポイントを押さえておけば、英語でのビジネスをスムーズに進める事ができます。
この記事では15年以上英語で世界各国の人達と仕事をしてきた筆者が、初心者でも使えるビジネス英語のコツについて解説します。今回はそのリスニング編になります。
この記事を読み終えると、仕事で使うビジネス英語に明日からでも活用できるリスニングのコツを習得する事ができます。
(今回はリスニング編ですが、スピーキング編も今度記事を書く予定です。)
結論
最初に結論です。
- 聞き返す
- 相手が言った事を自分で説明する
- メールを後で送る、もしくは送ってもらう
それでは解説していきましょう。
聞き返す
最初の裏技は、わからなかったら「聞き返す」という事です。
とても当たり前のことのように思えますが、初心者の方に限って実はこれが意外とできていない事が多いです。
「自分は英語が出来ない・・・」
「でも何とか出来るように見せなきゃ・・・」
と思って、わかったふりをしていませんか?もしくは、しようとしていませんか?
こういう風に考えてしまい、愛想笑いを浮かべながらウンウン言っている人を何度も見てきました。
ですが、「わかったふり」は大抵相手にバレています。そうすると、コイツはわかっていないのにわかったふりをする奴だ、と相手に思われてしまい信用を無くしてしまいます。出来ない奴だ、というレッテルを貼られてしまいます。
「わからない」ということは決して恥ずかしいことでは無いと考えましょう。
相手も自分の説明がきちんと伝わっているか不安なのです。
だから、
Sorry, what is 〇〇 ?
(すみません、〇〇とは何でしょうか?)
とか、
Sorry, could you repeat that part again?
(すみません、もう一度今おっしゃったことを繰り返していただけますか?)
という風に少し強引にでも相手を遮って、わからない点を明確にしましょう。
相手の話すスピードが早すぎてわからない場合は、
Sorry, could you please speak a bit more slowly?
(すみません、もう少しゆっくり話してもらえますか?)
とか
Sorry, slowly please.
(すみません、ゆっくりお願いします。)
と言ってしまっても良いでしょう。
自分は英語があまり得意では無い、でも仕事に真剣に取り組んで相手のことを理解しようとしている人間だ、と思われる方がわかったふりをしている様に思われるよりも100倍マシです。
でも、この方法は1つの会話の中で多用することは難しいかと思います。その場合は、次の方法も活用して見てください。
相手が言ったことを自分で説明する
この方法は、
何と無くこんなこと言ってるのかな・・・?
と解るけれども、いまいち自信が無い場合に活用できます。
何をするかと言うと、自分から相手が言ったこと(もしくは、言ったと思われること)を自分の言葉で再説明するということです。
英語だと、こんな感じです。
OK. Let me clarify.So, you mean that 〇〇?
(OK、ちょっと整理させてください。つまり、〇〇ということでしょうか?)
仕事で英語を使う場合は、必ず会話に明確な目的があるはずです。
例えば、意思決定をして欲しい、情報が欲しい、確認したい、意見を聞きたい、など。ところが、相手と会話をしていると細かい話になってしまったり、話が横にそれたりしてしまいがちです。そうすると、そういう余計な情報も理解してしまおうとして混乱してしまう初心が多いです。
こういう時にこそ、今一度会話の目的に立ち返り、そこを明確にするために自分で理解した相手の主張や情報を自分で説明してみる、というのはとても有効な方法です。
相手にとっても、ちゃんと自分のことを理解してくれている、と思えるので信頼を得ることができます。
ちなみにこの方法は、英語ペラペラになった今でもかなりの頻度で使っている裏技です。
メールを後で送る、もしくは送ってもらう
この方法は、最後の手段です。
最初の二つの手段を使っても、まだ相手の言っていることを理解できなかった場合・・・
相手に後でポイントをメールで送って貰いましょう。
ただし、この方法は正直使える場面が限られます。こちらから相手に話を聞きに行っている場合にメールをお願いするのは非常に気が引けますし、相手との立場関係も影響します。相手が、自分の顧客だった場合はこの方法は無理ですよね・・・。
逆に自分からメールで議事録的に送ってしまうというのもありだと思います。この方法は、ある程度自分が相手の言っていることを理解できている前提になります。なので、他の2つの方法を使った上で、使うことをオススメします。
結論
それでは、最後にもう一度ポイントを確認しましょう。
- 聞き返す
- 相手が言った事を自分で説明する
- メールを後で送る、もしくは送ってもらう